Artist
鎌江 ⼀美
Kamae Kazumi



《まさとさん》 2011 粘土 H47×W47×D38 cm
《まさとさん》 2009 粘土 H33.5×W24.4×D21.5 cm
「展示風景」やまなみ工房
鎌江は、陶土を用いた人の立体像をつくり続けている。最初に題材を決め、原形を整え、細かい米粒状の陶土で表面全てを丹念に埋め込んでいく。無数の粒は作品全体を覆い尽くし、体毛のようにも、皮膚の表皮にもみえる。モチーフはすべて同じ人物だ。思いを寄せる男性に振り向いて欲しいという純真さが作品の根幹をなす。完成までに大きな作品は2か月を要するものもあり、今回は25点とこれまでで最大規模の展示になる。
作家プロフィール

鎌江 ⼀美
Kamae Kazumi
1966年生まれ。滋賀県在住。1985年からやまなみ工房に所属。思いを人に伝えるのが苦手な彼女は、コミュニケーションのツールとして振り向いて欲しい人の立体を作り続けている。モデルはすべて思いを寄せる男性。最初に題材を決め、原形を整えると、その表面全てを細かい米粒状の陶土を丹念に埋め込んでいく。完成までに大きな作品では約2か月以上を要する事もあり、無数の粒は作品全体を覆い尽くし様々な形に変化を遂げていく。大好きな人に認めてほしい。今もなお、その思いが彼女の創作に向かう全てである。