Artist
新⾥ 明⼠
Niisato Akio



《spheres》 2021 磁土 展示風景「No Manʼs Land−陶芸の未来、未だ⾒ぬ地平の先−」(2021年)兵庫陶芸美術館
《luminescent form》 2022 磁土 H16×W26×D23 cm
≪luminescent cylinder≫ 2022 磁土、釉 H21.5×W21×D17.5 cm
新里は、「光器(こうき)」と呼ぶ代表作品が国内外の注目を集める新進気鋭の陶芸家である。ろくろで成形した白磁の生地に穴を開け、穴の部分に透明の釉薬をかけて焼成することで、文様が浮かび上がる「蛍手(ほたるで)」と呼ばれる技法を独自に発展させている。近年は、作品を展示台や展示空間から解放する「まる」のシリーズを新たに手がけ、作品と場所との関係性へと意識を向かわせている。
作家プロフィール

新⾥ 明⼠
Niisato Akio
1977年千葉県生まれ。早稲田大学第一文学部哲学科中退後、2001年多治見市陶磁器意匠研究所修了。主な受賞歴に2005年イタリア ファエンツァ国際陶芸展 新人賞、2008年パラミタ陶芸大賞展 大賞、国際陶磁器展美濃 審査員特別賞、2009年菊池ビエンナーレ 奨励賞、2014年MOA岡田茂吉賞 新人賞、2020年度日本陶磁協会賞。国内のほか、アメリカ、イタリア、ルーマニアなど海外でも多くの展覧会に出展し、高い評価を得る。