Artist
⼊沢 拓
Irisawa Taku


《無題》 2021 木 展示風景「GEIDAI FACTORY LAB 2017~2021 −MATERIAL COMPLEX−」(2021年)東京芸術大学 陳列館 H150×W300×D150 cm
《formation》 2022 木 展示風景「KAIKA TOKYO AWARD 2022」(2022年)KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS H200×W160×D180 cm
入沢は、大学院で木工を学んだ後、独自に編み出された楔(くさび)止めの技法によって、細く切り出された木材を連結したインスタレーションを手がける。楔による連結が、組み立てや解体を容易にし、空間に対して柔軟な展開を行っている。楔止めの技法を更新し、作品に即興性と軽快さを与え、場所ごとに変容と拡張をするのが入沢の魅力だ。今回の作品は、那谷寺の書院にて、空間を自由に行き来する有機的な形態に取り組む。
作家プロフィール

⼊沢 拓
Irisawa Taku
1985年群馬県生まれ。2012年に東京芸術大学大学院木工芸専攻を修了し、2021年に群馬県高崎市に自身のスタジオを開設。木工を生業とする傍ら、技法と木構造に着目した造形表現を行っている。主な展示に、2022年「KAIKA TOKYO AWRD 2022」(KAIKA 東京)、2021年「GEIDAI FACTORY LAB 2017~2021 −MATERIAL COMPLEX−」(東京藝術大学大学美術館 陳列館)、2013年「派生的な技術:アートとデザインの間ー手工業からハイテクまで」(東京藝術大学取手校地、文化庁新進芸術家育成事業)など。